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2013年7月21日日曜日

7/14 講演会「英語教育、迫り来る破綻ーみんなで考え、行動しよう!」

しばらくご無沙汰していました。

このところ忙しかったということもありますが、
娘の英語よりも、自分の自己啓発&勉強という意味で
講演会に出かけたり、関連書籍を読んだり、
そして、親子英語を始めて1年少し経ったところで
「これからの英語の取り組みは何を目指して、今後どのぐらい力をかけたらいいのか?」という
悩みモードに突入して悶々としていました。(^^ゞ

まず、参加した講演会は(7/14)英語教育、迫り来る破綻 ーーみんなで考え、行動しよう!

こちらの書籍の出版と連動したものです。

 

密度がかなり濃かったので、要約は上記の関連ブログなどを参考にしていただきたいのですが、公立の中・高の英語教育の現状と課題、さらに小学校での英語の必修化(教科化)が物議を醸している教育問題を初めて具体的に知るきっかけとなりました。

いろいろ思うところはあり、感想も整理できていませんが、
スピーカーの皆さんの主張を受けて、長いですが、備忘録としてまとめておきます。

・小学校から"必修化"するほど日本人の多くが「英語が話せないと困る」と切実に考えてはいない。あえて英語が必要な場に出かけて"一時的に"困った状況に陥ったときにのみ、「やっぱり英語話せないとダメだな~」と思う程度。

・したがって、グローバル企業や産業界が「これからはグローバル人材(=英語ができると同義)が必要!と声高に叫び、政府がその要求に答えるような授業改革を英語の公教育に課すような提言をしても、「困ったな~。英語できないとダメなんだ」と、実際あまり英語が必要ない人も強迫観念を持っている。

・高度な英語力が本当に必要なのは、グローバル企業や国際舞台で交渉を担う一部の人たち。
→むしろ政治家こそ、専門分野に関係なく高度な英語力を伴ったグローバル人材(定義はおいておいて)であるべきだと思う。

・英語と日本語の言語的距離の大きさからすると、英語は日本人がマスターするのは大変難しく相当な努力を要する言語。公立の中高の授業を週数時間×6年間受けただけでそもそも身に着くものではない。中高の英語の授業の改革はもちろん必要だけれど、個人レベルでも強い意志を持って努力を続けていかないと英語力は身に着かないし伸ばせない。

・イギリスは「これからは英語をブランドとして海外に売っていく」戦略を明確に打ち出しており、日本での語学スクールや英語学習書籍の販売もその延長にあるものである。確かに、日本で「英語ができることはとても良いこと」だとみなされているのは、英語教育産業の宣伝の賜物でもある。
→聴くだけで話せるようになるとか、何か月でペラペラになった!というコマーシャルは、ダイエット商品の宣伝と似ているなぁ(笑)と常々思う。

・グローバル=世界を意識する視点を持つことが大事というなら、英語一辺倒をやめ、マルチリンガル(多言語)教育をして、日本語も英語もone of themであるという感性を養うべきである。

・外国語の学習を通じて日本語を客観視し、自国の文化や思想、歴史を多角度から見つめることは大事であり必要なことである。学校教育の外国語の授業はむしろそういう学習をする場ではないか。

・英語(外国語)を話すようになるということは、いわゆるおしゃべりレベルの英会話スキルのマスターにとどまらず、スピーチやディベートなどの型の学習、論理的思考力の訓練にも挑戦し、文化や思想、宗教、歴史も含めた教養を身に着けたうえで(英語なら英語で)自分の意見を発信できることが望ましい。(How to talkばかりじゃなくwhat to talk)

スピーカーの皆さんの主張は、「大学入試にTOEFL等の外部機関のテストを活用する」、「小学校の英語を必修(教科)化」他…を勧める政府の提言に異を唱えることですが、もちろん、現場の英語教育がこのままでいいということは無く、カリキュラムも先生も大いに改善の余地があります。その点の詳細は今回の公演の趣旨ではないので議論は出なかったけれど、各先生それぞれの改革案もあるようでした。

などなど。…結局要約のようになってしまいました。

娘が小学校から学ぶであろう英語の授業はその頃どうなっているのでしょう?
そうした学校英語の状況を踏まえて、我家のお家英語はどこに向かって何を大事にしてやっていきたいのか?
ということを漠然と考え始めた…今日この頃です。

まだまだ幼稚園児の娘の「おうちでの英語の取り組み」という意味では

「英語が分かれば(できれば)世界が広がる」
「絵本やDVD、英語などで楽しみながら英語圏の文化に親しんで欲しい」
「親戚がアメリカに住んでいるので、いずれ英語で娘と甥っことその家族が英語で交流できたらいいな」

…と、動機や目標はシンプルなものでした。

さぁ、小学校入学を踏まえて今後はどうしていきたい?
日々の取り組みは続けつつも、考えています。

記録がたまっている「最近の娘の英語のとりくみ」はまた次にしますね。

今日も長い記事を最後まで読んで下さり
ありがとうございます。

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