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2018年1月14日日曜日

小4 2-3学期「Wonder」雑感

久々の更新です。
あーちゃん、昨年10月に10歳になりました。

これまでの長い経緯は省いて、SNSにつぶやいていた内容を思い出しながらWonder雑感を。

"You don't need your eyes to love, right? You just feel it inside you."
 "you will try to act a little kinder than is necessary the world really would be a better place.

WONDER(2012)by R.J. Palacio


生まれつき顔に障がいのある主人公の少年August(愛称Auggie)と、彼を取り巻く1015歳の少年少女たちそれぞれの一人称で語られる、WONDER/奇跡の物語。アメリカのミドル&ハイスクールの子どもたちの日常が描かれ、
友人や先生、親との葛藤などをリアルに味わえます。分かりやすい文体で、あーちゃんも同世代の等身大の物語を、彼らの話を聞いている感じでどんどん読んでいけました。文学作品としても素晴らしいけれど、英語教材としてもとっても秀逸!文法、なかでも仮定法、現在完了、助動詞、の用法の宝庫でした!

11月にこちらを読み、12月から
続編(厳密には続編では無い)のAuggie & Meを熱心に読んでいて、ようやくあと数ページで読了予定。



(リソース)
Wonderがアメリカで国語の素晴らしい題材になっているようで、学校の先生のレッスンプランのアイデアやワークシートなど、実に様々なリソースがネットでシェアされていました。その中で、物語に頻繁に登場するStar Warsの登場人物やTV、小説などのタイトルを写真や文章で解説してくれているこちらのサイト、なかなか良かったです。


(オンラインレッスン)
Wonderを読み終えた後、オンラインレッスンでは、先生のアイデアで読んだ感想や、各登場人物を表す形容詞で思いつく言葉などを話し合っていました。しかし、聞いていると…XX is mean and did bullying. But, his mother is more terrible!  悪者は悪者! 誰々は優しくて良い人。Kind of a good person. という単純なgood guy and bad guyの分類で終わっている(汗)あーWondergood or badの二元論で論じるのは非常にもったいない!

実は、本家アメリカでも、Auggieに意地悪くするJulianは悪役扱い。’「Keep Calm and Dont be a Julian’ いじわるジュリアンになるな」というフレーズが流行る事態に。「いや、Julianにはそのように振る舞う彼の事情がある」という思いから、作者はAuggieを取り巻く友人3人の、同時期の物語を書くことにしたという。それがAuggie & Me
JulianAuggieの幼なじみのChristopher、優等生のCharlotteの物語がとても味わい深いので、ここまで読むことでWonderの世界が完結する、と思っています。

この続編を読み終えた上で、またぜひあーちゃんにはオンラインレッスンで話をしてもらう予定です。

(映画)
Wonderは昨年11月に実写版が全米公開されました。あーちゃんはまだ読み終わっていないときで、Trailerを観たいとせがまれましたが(笑)。この作品はそれはしてはいけないな、と思って読み終わるまでガマン。というのも、実写版ではAuggieの顔は特殊メイクで演出されており、本の描写に比べたら「書いてあるほど周りが怖がるような顔ではない」という印象を持ってしまいます。一瞬見ただけで頭の中でイメージが固まってしまう視覚の印象。見てしまったら、文章の描写から読者が自分で想像力をフルに活用して自分のAuggieをイメージするという大切なことができなくなってしまいます。

そんなことを考えていたら、New York Timesにまさにピッタリの記事が!
Why Wonder, the Movie, Cant Best the Book ItsBased On

映画が公開された後の本には映画のシーンの写真が帯としてついたりしますよね。記事にも書いてあるけれど、ハリーポッターやロアルド・ダールの作品は先に映画から入るのも悪くないと思うけれど、Wonderに関しては、映像を見ずに小説→映画という順番だろうなと思います。日本公開は今年春の予定とか。それまでにもう1度読み返せるかな。

(蛇足)
視覚の印象が強い!という話に関連して…
WonderのTrailerをあーちゃんに解禁したところ…
ほんの数分の映像の中で1秒あるかないかの学校の場面で「あ!この子、Project MC2のPart5に出てくる子だ!」と叫び、Netflixの画面をさささっと開いてホラ!と見せてくれました。キャスト一覧で女優さんの名前を調べて検索するとビンゴ!Wonderにも出演とある。(写真上がWonderのTrailer) 恐るべし動体視力(笑)














とりあえず、こんな感じであーちゃん10歳の英語は続いています。
あとは…家と車の中ではAFNラジオの洋楽を片っ端から口ずさんでいて、
目下のブームはEd SheeranのPerfect.

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今日も長い記事を最後まで読んで下さり
ありがとうございました。

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